マリア様が見てる 2007/3/30発売新刊 「あなたを探しに」
第三章
思いがけない言葉
其の一 由乃と菜々の場合
「参加しただけで、いいんだ?」
その先に、優勝の栄誉とかご褒美とかいう文字はないとうことか。
「ええ、だって」
次の瞬間、菜々は思いがけないことを言った。
「私は、いくらでも由乃さまとデートできますもん」
「え」
ーーその後由乃が嬉々として部活動に励んだことは、言うまでもない。
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おおおおおう!
鳥居江利子→支倉令←島津由乃←有馬菜々
「由乃←攻める←菜々」大好き!
其の二 志摩子と井川亜美の場合(まったく知らないキャラだ)
「私、白薔薇さまのファンなんですもの」
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誰か?お前は……
佐藤聖→藤堂志摩子←二条乃梨子
「志摩子は、このわたくしのモノなんだから!」
聖と乃梨子、…とわたしく以外の者はいっさい近づく禁止!ですぅ。
其の三 福沢祐巳と松平瞳子の場合
「お返事は、デートが終わってからお願いしたんですが」
お返事、と言われて、心当たりは一つしかない。
「え?」
一分もかからないはずだったのに。
結局、祐巳はそれから一週間以上も待たされることになってしまった。
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今野緒雪さん、いったいどこまで書き続ける気?
読者のあたしたちには一週間だけじゃなくて、二ヶ月以上も待たされるんじゃ!?
由乃とちさとさんのデートする時の出来事は
とびきり……..
抱腹絶倒くらいの笑いネタになってしまった。
今回の小説で、一番面白くて、マジ笑わせるところはやはり由乃とちさとさんとのデートだと思いますが、
もっとも大笑いさせたのは
二人が歩道橋の上から大声で「令ちゃんのバカ野郎!」と叫んだ
っていうシーンです!
まあ、で、今回で祐巳と瞳子ちゃんとの誤解とかもすっきりしましたけどね、
やはり次の新刊に保留することになったが………..
これで、とうとう三十冊に堂々進んでいく気がする…これはまた大変なことになるでしょう?
三十冊まで買わなければならんよ。とんでもないことだ。
私はいままでこんなに分厚いシリーズを読んだことはないなあ、って考えてみたらやはりすーげぇじゃん?
残念なのは、今回の白薔薇ファーミリの部分がちゅっとつまらないだけどね、
志摩子が含んだイラストはとてもステキから、許して上げましょう…(変な言い方なあ〜)
これは、今回の新刊についての感想文…っていうか、面白い話だけで、
ここで、お終わりにいたしていただけます。